SPECIAL INTERVIEW

観光とは創るもの。
新しいチャレンジを、ぜひ私たちと一緒に。

1961年、漁港のイメージが強い勝浦の地に観光ホテルが誕生。それは日本の高度経済成長を見越し、観光マーケットの未来を見据えた全室オーシャンビューのハイクオリティホテルです。ホテル自らを観光資源とし、お客様にホテルを楽しんでいいただくという試みは、現在のリゾートホテルのあり方を先取りしたチャレンジでした。そんな三日月グループの今、そして未来をみなさんにお伝えします。

三日月グループのビジネスモデルの出発点となった勝浦ホテル三日月
三日月グループのビジネスモデルの出発点となった勝浦ホテル三日月
新しい価値の創造に成功した龍宮城スパホテル三日月
新しい価値の創造に成功した龍宮城スパホテル三日月
社員一人ひとりのおもてなしがホテルのクオリティを向上させています
社員一人ひとりのおもてなしがホテルのクオリティを向上させています

何もないからこそ、チャンスがある

観光——。その語源は「国の光を観(み)る」というものだったそうです。つまり「光の当たるような良いところばかり観察する」ことが観光というわけです。
 しかし、私たち三日月グループのこれまでの歩みは、少し違います。むしろ光の当たっていなかったところに、自分たちで光を当てるところから始めたのが、三日月グループだったのですから。創業者である故・小髙芳男会長も、常にこう口にしていました。「観光とは創るものである」と——。
 例えば、シーズンを問わず大勢のお客さまでにぎわう「龍宮城スパホテル三日月」ですが、実はここは観光地とは呼べないほど、何もない土地でした。現在のにぎわいからは、とても想像できないという方も多いことでしょう。
 しかし「観光資源がないなら創ればいいじゃないか」というのが、私たちの発想です。いや、見方を変えれば、何もないということは、何ものにもジャマされずに雄大な景観を楽しむことができるという強みになります。そこで東京湾だけでなく富士山までも望める立地を活かし、景観を施設の中に取り込んだのが「龍宮城スパホテル三日月」です。
私たちは、わずか10室のホテルから出発し、勝浦や鴨川、木更津、鬼怒川の4つのホテルに1,000室以上を持つまでに成長しました。その背景には、このように“観光資源に乏しいからこそチャンスがある”という考えがあったのです。

地域のため、地域とともに

 もちろん私たちが創造してきたのは観光だけではありません。“地域のにぎわい”や“経済の振興”も、私たちが地元と一緒になって創り上げてきたものです。
 ホテルが人を呼ぶことで、その地域に大勢の人が集まってきて、新しいにぎわいが生まれます。そのお客さまをもてなすために新しい人材を雇用しなくてはなりませんし、さまざまな食材などを調達するために地域の企業に協力をお願いしなくてはなりません。こうしたことを通じて三日月グループのホテルを中心にした、新しい経済圏が地域に誕生しています。
 決して私たちが一人勝ちするのではありません。地域と一緒になって盛り上がり、発展していくことこそ、「和」を社訓とする三日月グループが本当に大切にしていることなのです。
 こうした考えは新事業にも反映されていて、例えばメガソーラーによるクリーンエネルギー事業は地球環境の未来を考えての取り組みです。また、お年寄りの福祉に寄与するための「三日月基金」の開設も、同じ発想です。
 私たちの運営するホテルには、親子三代に加え、修学旅行の学生さんなど、次の世代のお客様も大勢お見えになります。世代を超え、地域を越え、共存共栄を目指す三日月グループの姿が、そこにはあります。

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